九州

沖縄・九州地区は、新米収穫が早く始まります。

鹿児島のコシヒカリは、7月下旬から収穫が始まりますし、宮崎のヒノヒカリは7月下旬です。

米前線、上昇中!!

 

【2019年 九州の特A受賞米】👑

 

夢つくし   福岡

ヒノヒカリ  福岡 熊本(県北) 大分(豊肥)

にこまる   長崎

サガビヨリ  佐賀

夢しずく   佐賀

あきほなみ  鹿児島(県北)

 

特A受賞(参考品種)

 

なつほのか  長崎

 

 

鹿児島 熊本 宮崎 大分 佐賀 長崎 福岡

 

 


鹿児島

7月12日、超早場米コシヒカリが刈り入れたい。

 

南さつま市金峰町で、稲刈りが始まった。

超早場米の収穫時期は、7月下旬から8月上旬である。26日には、出荷が始まった。

この米は、市内の学校給食にも出されるという。

 

今年の鹿児島は、大雨で田んぼが冠水するなど、心配されたがなんとか美味しい新米ができあがった。

梅雨も長かったよね。

 

日本一はやい新米は、沖縄の石垣島だけど、本州で一番なのは鹿児島だろう。

鹿児島の超早場米は、金峰コシヒカリと呼ばれる特別な新米だ。

約500人ほどの農家が栽培しているという。

 

金峰町はホタルが有名だ。

水がいいのだろう。

ホタルの幼虫カワニナは、人里近くに生息する。水が綺麗すぎても餌がないためダメで、適度に餌がある人里にホタルはいる。

適度に栄養がある水は、米にもいいはずで、金峰コシヒカリの新米は見逃せない。

現在、集荷されているから、ぜひ、いただきたい新米である。

 

 

文:紙本櫻士

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「鹿児島のコシヒカリは、7月下旬たい」

 

「日本一早いコシヒカリ」というキャッチフレーズのある鹿児島である。

確かに、7月上旬からの出荷は、超早い。

 

4月には田植えが始まるそうだから、超早場米である。

「どこより早く初物を!」という人には、オススメだ。

 

そもそも鹿児島の土地は、火山灰が造ったシラス台地である。

荒くて水はけが良い白いシラスは、米作りに適さない土地だと言われてきた。

薩摩藩では、さつま芋をコメの代わりに栽培してきた歴史もあるくらいだ。

江戸で、薩摩の芋侍なんて、揶揄されていたりしながらね。

青木昆陽は、飢饉対策でさつまいもを採用して、人助けをした歴史もある。

薩摩では、さつまいもは国外に出してはならない特別な芋だったりしたのである。

超小場米は、そんな鹿児島の工夫なのかもしれない。

 

都城に取材で行ったことがある。

鹿児島と宮崎の中間地点に位置する街で、宮崎県である。

ところが、薩摩藩だった都城は、意識は鹿児島だったりする。

方言も鹿児島弁のようだし。

米文化は、県より藩が色濃く残っているように思っている。

都城の米文化について、興味がある。

調べてみたい。

 

10月下旬に出回る鹿児島の特A『あきほなみ』は、ぜひ、食べてみたい。

粒が大きく、粘りが強いのが特徴だ。

ご飯だけで、旨い。

そんな米だと思う。

鹿児島は、強い台風が頻繁に来るから、倒伏に強い米が欲しいとこだろう。

早場米を作り、10月にまた収穫するのは、台風を避けているのかもしれない。

 

米は品種によって収穫時期が違う。

米前線では、なるべく早く収穫できる米を初物として地図に書きこもうと思っている。

桜は、ソメイヨシノを追っかけているけど、米前線は新米の収穫を追いかけたい。

 

7月に天文館に行くことがあったら、新米を注文できるかな?

 

文:紙本櫻士

 

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熊本

「うまか新米ですたい。食べてみらんね」

阿蘇のコシヒカリは9月上旬。

森のくまさんは、9月中旬から。

 

熊本といえば、くまモンだったりする。

「森のくまさん」も、くまもんつながりのように感じるが、僕としては歌の「森のくまさん」を思い出す。

「ある日、森の中 くまさんに出会った」というやつ。

袋には、くまモンがデザインされてたりもするけど。ネーミングは、募集だったとか。

 

2019年、森のくまさんは、特Aを受賞した。2000年に開発した米らしいから、新人賞のような米である。

19才だし…。

「月見」塩むすびにして、ぜひとも食べてみたい。

 

熊本の居酒屋に行ったときのことだけど、驚くほど新鮮なサカナが安いのに驚いたことがある。

ふぐ刺しのようにキレイに盛り付けられたカワハギの刺し身が、千円しなかった。

そしてビックリするほど旨い。カワハギの肝も絶品である。

東京、大阪なら、一皿2000円してもおかしくない。

ところが、まわりのお客さんの注文を見ると、イカリングとか、ポテトとか、揚げ物ばかりを食べている。

なぜなんだろう? と、思ったものである。

 

先日、熊本の米作り農家の方と話をした時「どうして、揚げ物ばかり食べてるの?」

と、訊いてみた。

「熊本の人は、揚げ物が大好きなんです。飲むときは、とりあえず、揚げ物」

と、彼は教えてくれた。

 

魚介類の消費量は、42位(2016年:家計調査)と低い。

1位 青森

2位 秋田

3位 鳥取

 

最下位は、沖縄だった。

確かに、ブルーやグリーンの熱帯魚が並ぶ魚屋さんは、食欲がわかない。

鹿児島は45位だ。海が暖かいから、熱帯魚が多いのかも。

 

ことによると、ご飯に揚げ物を乗せる丼なんかは、熊本では人気なのかな?

また、疑問が増えたのである。

 

文:紙本櫻士

 

※ 写真は通潤橋

 

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宮崎

「てげ、うめっちゃが!!」

7月下旬は、コシヒカリ、さきひかり。

10月中旬は、ヒノヒカリ。

ひかり三兄弟。

 

7月下旬に収穫されて、8月上旬にはいただけるのが、宮崎のコシヒカリだ。

県南の串間市、日南市などで作られている。

コシヒカリは、宮崎の早場米である。同時期に「さきひかりも」食べることができる。宮崎でも「日本一」と名乗りを挙げているけど、確かに、早くいただくことができる新米である。

 

「ひかり」がつくのは、太陽の国九州と輝くお米ということかららしい。新米独特の水分を多く含んだ、キラキラしたお米が思い浮かぶネーミングである。美味しそうである。

 

新米に塩を少し加えると、美味い。

宮崎の美味しい塩と食べてみたい。

粥にしてもよさげだ。

 

宮崎県は、農業国なのに米の消費量が全国44位なのは、意外である。

ご飯は少しにして、肉を食べ酒を飲んでる?

 肉食系なのかな。

ちなみに最下位は、東京である。

選択肢が多いからだと思うけど。

 

文:紙本櫻士

 

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大分

「新米は、しんけん美味いけん、食べてみよ!」

 コシヒカリは、8月中旬。

 

暑い夏、大分の新米は収穫される。

8月中旬だと、お盆のあたりだ。

ことによると、大分の人たちはお盆に新米をいただくのかもしれない。

新米は水分が多いから、やや水を少なめにして炊くとよい。

研ぐときも、優しくするとよい。

 

夏の暑い時期には、美味しい塩むすびが食べたくなる。

 

大分の特Aは、ひのひかり。収穫の時期は、10月中旬である。

なんでも旨い秋には、ひのひかりを食べたい。

 

余談だけど、大分空港の寿司屋が旨い。

搭乗を待つ間、僕は寿司を食べながら待っている。酒は、大分の地酒だ。最近、行けてないけど。

大分は、サカナが旨い。たぶん、シャリも大分の美味しい米なのではないか。

今度、聞いてみよう。

 

文:紙本櫻士

 

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佐賀

「佐賀に、がばいうまか新米があるくさい!!」

幻の七夕コシヒカリ。

旧暦七夕8月7日。

 

 

 佐賀で一番最初に収穫されるのが「七夕コシヒカリ」である。

旧暦の七夕なので、8月7日が収穫日だ。

白石地区で育てられている。毎年、売り切れ御免で販売されている。大量には作っていないのだ。

なので、大量に作る米より手がかけられるようで、無農薬とまではいかないようだが、できるだけ薬に頼らない栽培をしている。無農薬ではないけど、自然にこだわっている新米だ。

七夕の新米には、めでたい感じがするではないか。

 

佐賀には、さがびより(10月上旬)夢しずく(9月中旬)の特A受賞米が2つもある。

余談だけど、「さがびより」は、邦画のタイトルのようだ。

もたいまさこ、とか小林聡美、市川実日子あたりがでてそうなの。

 

僕のうちでは、さがびよりを注文している。実は、いろんな美味しい米を選びたいから始めた米前線なのだ。

 お米屋さんと「米前線」のアイデアについてディベートした時、

「ネットには、米を売りたい業者がそれこそ沢山いるし、お店もいっぱいあります。それに、米は一度買う店を決めると、浮気しないんです。

今から、米のECサイトを作っても運営は難しいと思う」

と、言われたことがあります。

確かに、僕はさがびよりをずっと注文し続けていたな。と、思い当たりました。

浮気せずにね。

 

問題は「選べないようになっている」ことではないか?

と、僕は仮説を立ててみました。

そんな風に、いまは思っています。

米前線を使って、旨い米のハシゴができるようにしたい。

僕は、ハシゴが好きなんです。

 

佐賀だけでも、3つもできる。

 

※ 写真は『唐津くんち』。唐津神社の秋の例大祭。新米の季節なので、佐賀の新米『月見むすび』で祝いたい。

 

文:紙本櫻士

 

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長崎

「長崎の新米、こい、うまかですよ」

8月中旬「ながさきこしひかり」

 

長崎では収穫量1位のヒノヒカリが9月下旬、2位コシヒカリが8月中旬、3位にこまるが10月上旬である。

 

米前線的には、前線基準米のコシヒカリ新米時期を、地図で前線として描くかを思案中である。

同じ品種だと、前線上昇が分かりやすいから。

 

ヒノヒカリは、小粒なのが特徴で、にこまるは、まるくてでかい。

最近、人気のにこまるである。ただ、収穫時期は遅い。

 

新米には、旨い炊き方がある。

早く収穫する新米も、比較的遅い新米も同じだ。

 

1 水は少なめに(新米は水分が多いから)

2 軽く研ぐ

3 30分以上、良質な水につける(せっかくの美味しいお米にはいい水を飲ませてあげたい)

4 炊きあがったら、しゃもじで空気を入れてあげる

5 少し塩を加えると、味が引き立つ(好みです)

 

旨い新米には、何も足さない。何も引かない。と言う人もいるが、

僕は、塩むすびが大好きである。

 

ミネラルが入った天然塩などで、塩むすびや粥にして食べたい。

 

月見は秋の収穫祭なので『月見むすび』と、塩むすびを僕は名付けている。

 

文:紙本櫻士

 

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福岡

「バリうまか〜。うち、新米好いとうっとよ」

コシヒカリ9月上旬。

 

福岡の特A受賞米は、夢つくし9月上旬、ひのひかりが10月上旬である。

福岡と言えば、明太子にラーメンだ。

明太子は、ご飯がススムくんだし、ラーメンライスは炭水化物同士とは言え、定番な感じがする。

若い人のね。

 

特Aがふたつもあることから、米好きな人が沢山住んでいる地域なのではないか。

ご飯がないと、明太子だって進まないのだ。

 

福岡のらーめん屋さんで、独特なのは焼酎セットがあることだと思う。

どこにもはないだろうけど…。

ラーメンにコップ焼酎がついてるサービスで、一杯100円くらいで提供されている。安い!!

僕は、せんべろ隊長なので迷わず注文するけど、なかなかよい慣習である。

ラーメン明太子ライスとか、福岡はお酒とご飯好きな人に、小幸福な土地柄なのだ。

 

文:紙本櫻士

 

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事務局

株式会社 プレスト

 

〒573-0066

大阪府枚方市伊加賀西町57-4

mail:ohshi@shikon.meiji.ac.jp

概要

食と文化で、人を幸せにする会社

株式会社 プレスト

 

代表 紙本櫻士

ライター、コピーライター、アントレプレナー、小説家。日経新聞広告、エッセイ。

共同通信エッセイ。『川の水』(河川環境財団)『あまから手帳』(クリエテ関西)。『サライ』(小学館)などで執筆。交野新聞『僕の神さま』連載中。

SF小説連載『タイムハッカー』(A・ha)『日経新聞月間広告賞』『ノベルなび大賞 小林泰三賞』(『おっぱい』小説)  『僕の神様』(小説 交野新聞連載中)

川はともだち:代表 

薪能と音楽を楽しむ月見『千人の月見の宴』では、7000人を動員しました。

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